6月9日(金)、10日(土)に開催された「東大駒場リサーチキャンパス公開2023」において、次世代育成オフィス(ONG)では、所内ボランティアグループであるSNG(Scientists for the Next Generation!)と協同で、中学生・高校生のためのプログラム「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」、および連携企業・団体による体験型ブースの出展を行いました。また、これらに加えて、小学生~高校生向けの「理科教室」を連携企業・団体と協力して運営するなど、精力的に活動を行いました。
まず、「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」では、「団体見学」として、2日間で38校約1400名と過去最高に並ぶ参加があり、個人単位や少人数での参加も多くありました。遠方からは、青森県から新幹線等で来訪いただいた学校もありました。参加者は「見学おすすめマップ」をもとに自由に見学を行いました。
連携企業・団体による体験型ブース「”STEAM”を体験してみよう」では、JX金属株式会社(JX金属)、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、日本航空株式会社(JAL)、日本精工株式会社(NSK)の連携企業四社、および今年から一般社団法人日本トライボロジー学会の協力を得て、ブース展示を行いました。工作や模型など体験型展示を多数用意いただき、お子様から大人まで大変多くの参加がありました。
理科教室2企画に協力しました。JX金属、岡部(徹)研究室との共催で開催した理科教室では、電気・電子製品に欠かせない金属「銅」への理解を深める化学実験を行いました。また、日本トライボロジー学会、埼玉工業大学・長谷研究室との共催で開催した理科教室では、紙工作をとおして摩擦の科学に触れることができました。
団体見学の参加者からのアンケートでは、「ここにしかない研究施設での体験ができ、楽しく貴重な時間になった」という声が多数寄せられました。どのイベントも大変盛況で、参加した中学生・高校生・中高教員の多くが「以前より科学技術に関心を持つようになった」との回答がありました。コロナ禍によって失われていた体験的な学びの機会を、キャンパス公開で得られたことによる喜びと満足感が大変高い公開となりました。
ご来所いただきました皆さま、まことに有難うございました。
企業ブース(NSK) 団体見学_鹿園研究室
理科教室(トライボロジー) 理科教室(JX金属)
企業ブース(東京メトロ) 企業ブース(JAL)