2024-103. 第3章 自分自身を見つめ、友人を知ろう!ワークシート ❶

2024-103. 第3章 自分自身を見つめ、友人を知ろう!ワークシート ❶

ONGの「探究学習デザインメソッド」を使用した授業やワークショップの進行方法を具体例とともに紹介しています。探究活動における「問いの設定」をめざし、個人ワークとグループワークを繰り返しながら、深い学びと課題解決能力の育成を目指します。高等学校の「総合的な探究の時間」やその他の教科の探究活動、STEAM教育をはじめとする幅広い教育現場で活用できます。さあ、この実践ガイドとともに探究の旅に出発しましょう!

内容とポイント

この教材は、東京大学 生産技術研究所 次世代育成オフィス(ONG)が開発した「探究学習デザインメソッド」を使用した授業の流れや、教材使用方法についてまとめたものです。 

昨今の情報通信技術の急速な進化に伴い、私たちの生活環境は大きく変化し、学校教育においても、従来の教科での学習を実社会での問題発見や解決に生かしていくための教科等横断する教育として、「STEAM 教育」が注目されています。また2022年度からは、高等学校のカリキュラムに「総合的な探究の時間」が新設されました。
ONGでは、探究活動を進める上での最大の課題は、「探究のテーマの設定」すなわち「問いの設定」であると考え、「問いの設定」にフォーカスした「探究学習デザインメソッド」を開発しました。このメソッドは、現在、全国の様々な学校の授業や課外活動で取り入れられています。
ONGではさらに多くの皆様にこのメソッドを活用いただくことができるよう、「探究活動と各教科を循環する学び」を実現するプログラムとして、主体的・対話的で深い学びへと繋がる力をつけるために、本デジタル教材『STEAM型探究学習スタートプログラム 実践ガイド』を制作しました。ここでは、探究の過程そのものをPDCA サイクルとして捉え、それを反復することにより「統合・横断」型の学習とその「深化」を促進し、科目等を横断して知識を俯瞰しながら、答えがひとつではない複雑な課題を解決するために必要な力を養うことを目指しています。

この実践ガイドでは、2024年度に実際の授業でONGメソッドを活用した取り組みの様子を通して、授業の進め方やポイント、議論が弾む様子をご覧いただくとともに、ワークショップの進行方法や期待される効果についても解説しています。
まず、第2章でワークショップ全体の構成や概要を示し、第3章から第9章にかけて、7つのワークシートの使い方を実際の事例とともに詳しく紹介しています。
本ガイドが少しでも多くの皆様の参考としていただけますと、幸いです。

【 対象 】

・教員、企業関係者、STEAM教育や探究学習に興味のある皆様、中学生、高校生
・主に高等学校における「総合的な探究の時間」や「理数探究基礎」などの授業で使用
・その他科目の探究活動、部活動などの時間でも使用可能
・中学校の授業内でも使用可能

【 目的 】

「探究のイロハ」と、透明なA3のアクリル板(もしくはA3クリアファイル)と付箋を用いた7つのワークを通して、「問いの設定」を目指します。

東京大学生産技術研究所

【次世代育成オフィス(ONG)】
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/

【ONG STEAM STREAM】 映像教材
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/ong-steam-stream/

対応単元例