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日本航空(JAL)×東京大学生産技術研究所 飛行機ワークショップ2018 ~機体の内部を診てみよう~ 高校生クラス

更新日:2018.11.04 カテゴリー:ワークショップ

日程 2018年11月3日(土) ~ 2018年11月4日(日)
場所
講師
主催 日本航空株式会社(JAL)、次世代育成オフィス(ONG)
協力
参加者 高校生33名

次世代育成オフィス(ONG)では、昨年度に続いて、日本航空株式会社(JAL)と連携し、共同研究の一環として、中学生・高校生に航空分野の研究や技術に関心を持ってもらうため、中学生・高校生を対象とした「飛行機ワークショップ2018 ~機体の内部を診てみよう~」を開催しました。本ワークショップは2日間の連続講座で、まずは10月20日(土)、21日(日)に「中学生クラス」、続いて11月3日(土・祝日)、4日(日)に「高校生クラス」が開催され、計63名が参加しました。

1日目は、JAL羽田機体整備工場(格納庫)において、講義、グループワークと機体整備・点検作業の見学を行いました。2日目は、本所において、機械・生体系部門の岡部洋二准教授が講師となり、これを岡部研究室の齋藤 理助教とONGの川越至桜准教授がサポートする形で、飛行機に使用している複合材料、その内部の損傷についての講義、複合材料の内部に人工的に発生させた損傷に対する超音波探傷実験を行いました。この際、8つのグループ(1グループ4~5名)に分かれて、超音波探傷器を用いたうえ、まずは人工的に発生させた3つのシンプルな損傷の形・大きさ・位置(厚さ方向)を測定する実験を行いました。

その後、8つの異なるアルファベット文字の損傷をグループで1つ選択、その損傷を正確かつ迅速に発見するコンペを行いました。参加した中学生・高校生は、熱心に測定し、大変白熱したコンペとなりました。JALよりパイロット、CAの参加もあり、最も正確、迅速に測定したグループにはパイロット、CAより表彰が行われました。
参加した中学生・高校生は飛行機に関する知識が大変豊富で、また飛行機への関心が非常に高く、1日目、2日目を通じて積極的に参加している様子が印象的でした。ワークショップ終了後の交流会では、参加者同士が情報交換を行うなど、大変に盛り上がりました。

JAL整備士より機体の構造について説明を受ける高校生(高校生クラス:1日目)

準備中:超音波探傷器を用いて損傷を測定する高校生(高校生クラス:2日目)