北條先生より「分子のかたち・ならび・あつまり」について、講義が行われました。前半は結晶工学を中心とした講義、後半はTAM型亜鉛錯体の紙模型の作成が行われました。有機化学の先端的な内容を分かりやすく、高校1年生でも理解できるよう、かみ砕いて説明されました。
模型はかなり複雑な構造になっていましたが、実際に作ってみることで光学異性の確認ができたようです。有機錯体を創造する面白さやそれらの持つ特性から用途について考えを巡らせるなど、先端科学の深さと広がりを肌で感じる講義となりました。
また講義後、北條先生から、科学者になる道や科学者としての生活、東大生の特徴などについて話がありました。課題研究を進めている理数科2年生から、各自の研究内容についての相談もあり、有意義な講義でした。
模型の作成をする生徒たち
結晶について説明をする北條先生