沼田先生より、防災と災害対応に関する授業が行われました。はじめに、防災の基本に関するお話の後、発展途上国の災害とそれに対する研究的なアプローチ方法に関するお話が映像と共に紹介されました。講義の後半は、今後の災害対応に関する内容にも及び、“災害対応は発災後の対応よりも発災前の対応が重要である”などの説明に新しい気づきを与えられたようで、有意義な時間となりました。
防災に興味がある生徒が集まったのも関係しているのか、生徒は講義の間、私語もなく真剣な眼差しで講義を聞いていました。また、中でも自分たちの生活に関わる内容、例えば、家具の補強に関する映像になどついては、特に真剣にメモをとりながら、自分たちに今何ができるのかを考えている様子が印象的でした。生徒達にとっては、防災が理学・工学の枠組みを超えた、文系などの様々な学問から成り立っている事が特に興味深かった様です。
沼田先生による講義
生徒に質問を投げかける沼田先生
熱心に耳を傾ける生徒たち
耐震建築の実験映像に見入る生徒たち