講義は3人の先生によるリレー形式で行われました。
はじめに志村先生より結像についての講義、レンズや回折格子を用いた実験が行われました。ここでは光学の基礎となる結像、収差、干渉、回折等を高校で学ぶ物理や数学と結びつけながら分かりやすく説明しました。そして、実験では実際にスクリーンに像を写したり、ドライアイスで光を観察したりしました。
次に、大木先生より顕微鏡と半導体露光装置についての講義が行われました。ここではデジタルカメラをはじめとする光学機器の仕組みや錯視、未来のテクノロジーなど様々な視点から技術について説明しました。
最後には三村先生により、画像処理の実習として各々が持ち寄った写真を用い目的にあった数値を設定してフィルター処理を施す実習を行いました。ここでは画像処理に対する基礎的な説明と行列を用いた実習を行った上で、画像処理の実際や短時間での工夫が学べる実習を行いました。
参加した生徒たちは身近な技術について興味を持って講義を聞いていました。また、実習では回折格子を通した光線の観察を行った際に面白いと話し合っていました。
志村先生による講義
レーザー光を回折格子に通して干渉縞を作る
大木先生による講義
レンズを通してスクリーンに像を映す
三村先生による講義
画像処理の実習を行う生徒たち