更新日:2024.11.18
第5回次世代育成教育フォーラム
テーマ 「東大から発信するSTEAM教育」
東京大学が持つ研究力や教育リソースを活かし、STEAM教育を中心に据えた新たな教育モデルの可能性を探ります。
また、「主体的・対話的で深い学び」をより円滑に進めていくために、「社会に開かれた教育課程」という視点から、
どのように教育エコシステムの構築に関わり、社会と協働できるか、具体的な事例を共有し、議論を深めます。
◆開催日時
2024年12月7日(土) 14:00-17:00
◆開催場所
東京大学 生産技術研究所 コンベンションホール
※会場からのオンライン同時中継、後日アーカイブ配信予定
◆ プログラム
14:00-14:03 開会挨拶 津田 敦(東京大学理事・副学長/社会連携本部長)
14:03-14:08 趣旨説明 丹下 健(東京大学 社会連携本部副本部長)
14:08-14:15 来賓挨拶 髙瀬 智美(文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 学校教育官)
14:15-15:35 講 演
「東京大学教育学部附属中等教育学校における探究学習の事例紹介」
藤江 康彦(東京大学大学院 教育学研究科学校教育高度化専攻 教職開発コース 教授)
南澤 武蔵(東京大学教育学部附属中等教育学校 教諭)
「先端教育アウトリーチラボ(AEO)による教育共創」
森 晶子(東京大学 先端科学技術研究センター 特任助教)
「メタバース工学部」
脇原 徹(東京大学大学院 工学系研究科 附属総合研究機構プロジェクト部門 教授)
「次世代育成オフィス(ONG)によるSTEAM型探究活動に向けた実践と連携」
川越 至桜(東京大学 生産技術研究所 准教授/次世代育成オフィス室員)
15:50-16:50 パネルディスカッション
テーマ「STEAM教育を支えるエコシステムの構築に向けて」
モデレーター: 川越 至桜
パネリスト :
神垣 雅郁(広島県教育委員会 高校教育指導課 指導主事)
五味 英隆(大日本印刷株式会社 出版イノベーション事業部 副事業部長)
藤江 康彦(東京大学大学院 教育学研究科学校教育高度化専攻 教職開発コース 教授)
16:50-16:55 本日のまとめ・総括
大島 まり(東京大学 生産技術研究所 教授/次世代育成オフィス室長)
16:55-17:00 閉会挨拶
年吉 洋(東京大学 生産技術研究所 所長)
↓↓お申し込みフォームはこちら↓↓
https://forms.office.com/r/LRHFdMsj3B
◆お申し込み期限
会場参加:12月4日(水)正午
オンライン参加:12月7日(土)17時00分
皆様のご参加をお待ちしております!
↓↓フライヤーはこちら↓↓
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/wp24/wp-content/uploads/2024/09/2024フォーラム-scaled.jpg
開催日:2024年11月18日(月)
更新日:2024.11.18
✈✈STEAM型 次世代育成ワークショップ2024 開催!✈✈
2024年度より、本所 次世代育成オフィス(ONG)と大日本印刷株式会社(DNP)は、本所の高度な教育力及び研究力を活用した教育連携事業として、新たなSTEAM型教育プログラムをスタートしました。本プログラムは、講師による講演と、参加型ワークショップでの様々な気付きを通じて、人と社会をつなぐ新しい価値を創造するために、人の多様性を理解し共感する心を育むことを重視することを目的として構成しています。この事業の一環として、2024年7月30日(火) 、8月22日(木)、9月 21日(土)の全3日間に渡り、本所およびDNPにおいて、『「人」を考える デザイン思考でユニバーサルデザインを考えてみよう!』をテーマに、STEAM型の次世代育成ワークショップを開催、関東近郊の高等学校4校から代表して18名が参加しました。
今回は、ユニバーサルデザインを身近に引き寄せてとらえることを問いの起点として、デザイン思考を用いました。問いを生み出し答えを模索する過程を重視し、ONGが開発した「探究学習デザインメソッド」を使用しながら、4つのセッションに分けて展開しました。
セッション①(本所 ホワイエで開催)では、ONGのメソッド及び教材を使用した各グループのチームビルディングからスタートしました。続くセッション②(本所 ホワイエで開催)では、本学 先端科学技術研究センターの熊谷 晋一郎 教授と、ユニバーサルデザインコーディネーターとして活動されているGRIC(グリック)代表の高橋 純也 氏を迎え、当事者講演・疑似体験を通じ、ユニバーサルデザインを自分事化するワークを行いました。セッション③(DNP本社で開催)では、個々が見つけた社会課題をユニバーサルデザインの視点から解決するアイデア創出を行いました。セッション④(DNPプラザで開催)では、これまでに考えた案を全体で共有・改善案の再検討を行い、互いに意見を出してまとめていく活動を行いました。
また、本プログラムでは、各校それぞれに、次世代の教育活動に興味を持つ本学TA(Teaching Assistant)及びDNP社員を、生徒たちの学習に伴走するメンターとして配置、生徒たちの学びに新たな視点を提供し、議論や活動に深みを加えました。生徒からは、「自分たちで社会課題を見つけてアイデアを形にする経験が初めてであり、とても貴重な時間で楽しかった」「ユニバーサルデザインの考え方、社会問題とその解決方法、身近なこととの関連性、アイデアの出し方や考え方など、多くのことを学ぶことができた。」との声が寄せられ、この経験を次に生かしていきたいと話し合っていました。
ONGでは、今後もDNPと教育分野に関わる企業参画の意義を高め、ともにSTEAM型教育を推進していく持続可能で効果的な設計をめざし、初等中等教育学校への展開を見据えたプログラムの開発を継続していく予定です。
開催日:2024年10月5日(土)
更新日:2024.09.04
東京大学 生産技術研究所 次世代育成オフィス(ONG)では、今年も女子中高生向けの進路選択支援オンライン・イベントを実施いたします。
最先端の工学を研究している東京大学生産技術研究所の女性研究者や、本学OG、現役大学院生が理系を選んだきっかけや工学研究の魅力などをお話します。
公式サイトよりご覧ください。
【公式サイト】
https://ong.iis.u-tokyo.ac.jp/joshi/2024/
開催概要[参加費無料・申込制]
【日時】 2024年10月5日(土)15:00-17:00
【形式】 オンライン(zoomを利用)
【対象】 女子中高生と保護者及び中学・高校の教員
【申込期限】 2024年10月3日(木) 正午
更新日:2024.08.19
本所 次世代育成オフィス(ONG)は、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)と連携し、中学生・高校生を対象とした「鉄道ワークショップ2024」を、7月24日(水)に東京都足立区にある東京メトロ綾瀬車両基地および本所 柏キャンパスで開催しました。本事業は、2013年度からスタートし、これまで「鉄道電気」「防災」「車輪のしくみ」等をテーマに取り上げ、中学・高校の夏休み期間に開催してきたものです。
コラボ企画として第10回目となる今回は『モーターの仕組みと変化』のテーマのもと、中学生と高校生が午前・午後で入れ替わる一日完結型として実施し、中学生21名、高校生22名が参加しました。
東京メトロ綾瀬車両基地では、車両基地の概要説明および制御装置や主電動機の進歩、電車の動力の伝わり方、主電動機軸や駆動装置などの講義の後、車両基地の中を見学しました。中学生、高校生ともに鉄道に関する豊富な知識を持ち、関心も高く、見学中は解体された車両や部品をじっくり観察したり、細部にわたって写真を撮ったり、質問をするなど、とても熱心でした。
本所では、はじめに、次世代モビリティー研究センターの須田 義大 教授により、『地下鉄道の動力の歴史~東大・生研における車両研究も交えて』と題し、電車が走行する仕組みや動力装置の仕組み、モーターの役割と進化、および公共交通機関で実装されている科学技術についての講義が行われました。次に、本所 ONG 川越 至桜 准教授によるワークショップが行われ、電動モーターキットで実際にモーターを確認しながら、机上に置かれたNゲージ鉄道模型の電流を測る実験を通して、モーターの仕組みについて語り合う姿が見られました。終了後、受講生同士が楽しく情報交換を行い、会場は活気に溢れ、新たなアイデアや知識が飛び交う、笑顔と笑い声が絶えない時間となりました。
ONGと東京メトロは、毎年行われているこのワークショップを通じて、参加した中学生・高校生自身が身の回りの科学技術や、持続可能な社会の実現について関心と興味を深め、広げていくことを期待しています。今後もONGでは、次世代の教育に全力を尽くす所存です。最後に、東京メトロ車両部および広報部の皆様、当日講師を担当いただいた須田教授をはじめ、ご協力いただいた全ての皆さまに感謝申し上げます。
東京メトロでの講義
綾瀬車両基地見学の様子
綾瀬車両基地で説明を受ける受講生
須田教授による講義
川越准教授によるワークショップ
柏キャンパスにて車両の見学の様子
更新日:2024.07.10
JAL×東大生研 飛行機ワークショップ2024 ~空のサステナビリティを考えよう!!~
このワークショップは、JALと東大生研 次世代育成オフィスが連携し、お互いのリソースを活用して次世代を担う人材を育成することを目的として開催します。
ワークショップは中高生を対象とした2日間の講座で、1日目はJALグループの羽田航空機整備センター(東京都大田区)にて実際の機体や整備改修作業を見学し、2日目は東京大学駒場リサーチキャンパス(東京都目黒区)で空のサステナビリティについての講義を受講し、グループワークを行います。
1. 開催日時
【中学生クラス】
≪1日目≫ 2024年10月26日(土) 15:00~17:30
≪2日目≫ 2024年10月27日(日) 9:30~12:30
【高校生クラス】
≪1日目≫ 2024年11月9日(土) 15:00~17:30
≪2日目≫ 2024年11月10日(日) 9:30~12:30
2. 開催場所
≪1日目≫ 日本航空㈱ 羽田航空機整備センター(東京都大田区)
≪2日目≫ 東京大学生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス(東京都目黒区)
※当日の集合場所などは参加予定の方に後日ご連絡します。
3. 内容(予定)
≪1日目≫ JAL航空機整備センター(羽田)にて実際の航空機整備の見学および環境への取り組みについての学習
≪2日目≫ 東京大学生産技術研究所にて鹿園直毅先生による空のサステナビリティについての講義やグループワーク
4. 参加費
無料 (※会場までの往復交通費は参加者にご負担いただきます。)
5. 対象および募集人員
【中学生クラス】 中学1年生~中学3年生の方 32名
【高校生クラス】 高校1年生~高校3年生の方 32名
(高等専門学校1年生~3年生を含む)
6. 応募方法
日本航空ホームページの応募フォームからご応募ください。
http://www.jal.com/ja/csr/workshop/
【入力項目】
■氏名(ふりがな)/性別/お住まいの都道府県/学校名/学年/電話番号/メールアドレス
■作文「飛行機ワークショップに参加したい理由と「空のサステナビリティ」についてあなたのアイデアをきかせてください」
※100字から400字
〔参加要件〕以下のすべての要件をご承諾いただける方
①1日目、2日目、どちらも参加可能な方(1日目のみ、2日目のみの参加は不可)
②参加同意書への同意と書面の提出をいただける方
(同意内容:動画・静止画の撮影と利用、秘密保持、個人情報の取り扱い)
※②については、参加申し込み後にご案内します。
7. 応募期間
2024年7月10日(水)10:00 から 9月8日(日) 23:59まで
※応募はすべて応募フォームからお願いします。
8. 参加者の決定について
選考の結果は、中学生クラス、高校生クラスともに9月中旬以降にお申し込み時にご記入いただいたメールアドレス宛にお知らせいたします。
また、メールにて参加同意書の様式をお送りしますので、
保護者の方の記入・押印の上、郵送にて提出をお願いします。
参加同意書の提出をいただいた方に、当日の集合場所などをご連絡します。
9. 個人情報について
ご応募いただいた方の個人情報は、今回のイベント以外の用途に使用しません。
また、個人情報保護のため責任をもって管理いたします。
10. お問い合わせ先
飛行機ワークショップ2024事務局
jal-ong-ws@iis.u-tokyo.ac.jp
メールご送付の際はタイトルを 「飛行機ワークショップ2024問合せ」とお願いします。
11. 注意事項
○このワークショップは2日間連続のプログラムです。どちらか片方のみの参加はご遠慮ください。
○当日は、ご本人確認をさせていただく場合があります。
○参加者以外の方の待機場所はご用意しておりません。また、参加者以外の見学もご遠慮願います。
○イベント中に発生した怪我などについては、責任を負いかねます。
○天災などにより、やむを得ず中止する場合があります。その場合の交通費などについては負担いたしかねます。
○当日はメディアの取材班が同行する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
更新日:2024.06.15
6月7日(金)、8日(土)に開催された「東大駒場リサーチキャンパス公開2024」において、本所 次世代育成オフィス(ONG)では、所内ボランティアグループであるSNG(Scientists for the NextGeneration!)と協同で、中学生・高校生のためのプログラム「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」、および連携企業・団体による体験型ブースの出展をおこないました。また、これらに加えて、小学生~高校生向けの「理科教室」に協力するなど、精力的に活動をおこないました。
「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」では、事前に申し込みいただいた中高生の「団体見学」として、2日間で過去最高となる53 校 約2000名の参加があり、加えて、個人単位や少人数グループでの当日参加も多くみられました。遠方からは、青森県や鳥取県から参加いただくなど、全国各地から集まり、大盛況でした。参加者は「見学おすすめマップ」をもとに自由に見学し、体験型学習などもおこないました。
また、連携企業・団体による体験型ブース「“STEAM”を体験してみよう」では、JX 金属株式会社(JX 金属)、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、日本航空株式会社(JAL)、日本精工株式会社(NSK)の連携企業四社、および一般社団法人日本トライボロジー学会の協力を得て、地下アトリウムにてブース展示をおこないました。工作や模型など体験型展示が多数用意され、小さな子どもから大人まで大変多くの参加があり、大賑わいとなりました。
本所 岡部 徹 研究室の協力を得てJX 金属と開催した理科教室「カッパーくんの銅なってるの?」では、電気・電子製品に欠かせない金属「銅」への理解を深める化学実験をおこないました。また、日本トライボロジー学会、埼玉工業大学 長谷 亜蘭 研究室と協力した理科教室「摩擦の科学×謎解きトライボロジーアドベンチャー 〜でこぼこ大魔王を倒して世界を救え!〜 」では、ペーパークラフトを使った摩擦の科学に触れることができ、参加者から「面白い!」との声が上がった。
参加者からのアンケートでは、「普段はあまり知ることのない研究の結果や研究過程、大学の雰囲気を体感でき、とても興味深い体験になった。」「貴重な研究室の中の様子や最前線を走っている方との交流ができ、自分の将来のプランを立てる上で非常に役に立った。」「素晴らしい機会をありがとう」といった感想が多くみられました。また、中高校生及び引率教員の大半が「以前より科学技術に関心を持つようになった」と回答するなど、このキャンパス公開での体験的な学びの機会を通して、学ぶことの楽しさと喜びを感じ、満足度の高い充実した時間を得たとの声が数多く寄せられました。
最後に、ご協力いただいた各研究室の皆さま、連携企業・団体の皆さま、SNG 関係者に心より厚く感謝と御礼を申し上げます。
体験型ブース(東京メトロ)
体験型ブース(NSK)
体験型ブース(JAL)
理科教室(JX金属)
大内 隆成 研究室
坂本 慎一 研究
巻 俊宏 研究室
理科教室 (日本トライボロジー学会)
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