お知らせ

月別アーカイブ : 2019年1月

開催日:2019年1月23日(水)

岩手県立釜石高等学校「理数科課題研究発表会」に参加・協力

更新日:2019.01.23

岩手県立釜石高等学校で行われているゼミ・研究活動である「SS理数探求」の最終報告会として、9月の中間発表会に引き続き参加し、講評や評価等の支援を行いました。

プレゼンテーション能力を高める目的で、また研究の深化を図るために、理数科2年生が6グループに分かれてこれまでの研究成果を発表しました。

本発表会では中間発表以降の進捗が見られ、研究成果を堂々と発表していました。本発表会で選出された数班は、2月下旬に開催される校外向けの発表会で発表を行うことになります。発表を聴講した1年生にとっては、今後の探究活動の参考となる機会となり、研究について互いに議論を深める機会となりました。

◎課題研究発表テーマ

  • ボールと床の材質による反発係数の関係
  • 釜石の活性化のために
  • 甲子柿の成分
  • 糸電話の周波数特性
  • 時短で簡単・正確な計算方法を見つけよう
  • 粘菌の生態

課題研究発表会のしおり

生徒たちによる研究成果の発表

講評の様子

金属・材料を調べてみよう

更新日:2019.01.01

金属・材料を調べてみよう

貸出教材「金属・材料を調べてみよう」は、中学校・高等学校の先生方に理科の授業中に利用していただき、生徒たちに「いろいろな金属(元素)に触れてもらうこと」、「感覚と物性値の差を実感して科学的概念を意識化してもらうこと」を目指して開発した教材です。

貸し出しを希望される先生は、 利用条件をご確認の上、次世代育成オフィス(ONG)にメールでご連絡をお願いいたします。
ong@iis.u-tokyo.ac.jp

利用例

教材を用いた授業案はこちらをご覧ください
「金属・材料を調べてみよう」(密度) 授業案(金属教材)

利用できる団体

中学校、高等学校

利用条件

  1. 3週間以内(配送期間を含む)。発送・受け取りは平日のみ。
  2. 下記の4点にご協力いただけること。
    ・「東京大学生産技術研究所」で作成・貸出している教材である旨を明示する。
    ・「研究者の伝えたいメッセージ」が生徒に伝わるような工夫をしていただく。また、使用後にどのような工夫をしたか簡単に報告していただく。
    ・貸出教材を用いた授業に1コマ程度、次世代育成オフィス(ONG)のスタッフが見学する場合がある。その場合、見学、記録のためのビデオ撮影、写真撮影を許可していただく。
    ・貸出教材の効果測定のために、生徒に事前と事後に3分程度のアンケートを実施していただく。
  3. 使用料・送料は無料。

貸出物品のリスト

材料
・演示用
アルミニウム、鉄、銅、チタン、銀、マグネシウム、ニッケル、モリブデン、スズ、亜鉛、タングステン、カーボン、真鍮、ステンレス303A、ステンレス316L、ジュラルミン、テフロン
・生徒実習用
アルミニウム、鉄、銅、チタン、ガラス、プラスチック、木

実験道具
デジタルスケール、磁石、電卓

参考資料
密度を対象とした授業用
1. 生徒用ノート→PDF生徒用ノート
2. 教諭用マニュアル(教材と一緒にお送りします)
3. 授業案→PDF金属_授業案
4. 資料冊子

利用の手順

  1. はじめに
    「利用条件」、「貸出物品のリスト」をご確認ください。
  2. 使用申込み
    申込書に必要事項をご記入の上、貸出希望日の1か月前までに「使用申込書」を電子メールにてご送付ください。
    ・貸出希望期間はメール受信順に受け付けます。
    ・貸出希望の時期が重複した場合は、ご希望に添えない場合があります。その場合は、貸出日程の調整を行います。
    貸出教材お申込みについてはこちら
  3. 使用期間(発送日、返送日)の調整・確定
    使用申込書が届いた後、次世代育成オフィス(ONG)よりご連絡いたします。
  4. 貸し出し
    発送日の1~2日後に教材が届きます。送付物とリストを照合してください。
  5. 返送
    貸出教材 使用報告書」に必要事項をご記入の上、教材、チェックリストとともにご返送ください。
    ・ご返送の際は、返納日に到着するように発送して下さい。
    ・貸し出し教材に返却用の着払い伝票を同封いたします。

貸出教材の開発に至る経緯

貸出教材の開発に至る経緯東京大学生産研究所(生研)では、1997年から10年以上にわたり、青少年の科学技術理解促進を目的として、先端工学研究者が中学校・高校へ出向き、最先端の研究を題材とした『出張授業』(アウトリーチ活動)を行っています。これまで実践してきた出張授業は、先端研究に携わっている研究者が研究の楽しさを直接伝えることができるという長所がある反面、1回の出張授業の対象人数が制約されること、 研究者と高校のスケジュール調整が難しいために実施回数が限定されてしまうこと、参加者が理科好きの生徒に偏ることなどが課題でした。 そこで、これらの課題に対して、研究者が、中学校・高校の教諭が理科の基本概念を教えながら 科学技術リテラシー向上に寄与できる『貸出教材』を開発し、中学・高校の教諭に授業を行ってもらう新たなアウトリーチ活動の形態を考案しました。

研究者が伝えたいメッセージ

貸出教材「金属・材料を調べてみよう」を開発した材料科学の研究者は、貸出教材の利用をとおして、中高生に下記の2点を実感してもらいたいと考えています。

  1. 様々な金属を実際に見て触れて、それぞれの金属の特性を実感してもらう
    日常生活の中の科学への関心の喚起
  2. 感覚的認識と定量的認識の違いを実感してもらう
    科学的視点の特徴の理解

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