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2023年7月
更新日:2023.07.31
次世代育成オフィス(ONG)は、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)と東京大学生産技術研究所における、中学生・高校生を対象とした「鉄道ワークショップ2023」を7月27日(木)に開催しました。本事業は、 平成25年からスタートし、「鉄道電気」「電車モーター」「防災」等をテーマに取り上げ、毎年、中学・高校の夏休み期間に開催しています。
9回目となる今回は「車輪のしくみを科学しよう」のテーマのもと、対面型で実施しました。今回は定員の4倍以上となる過去最高の応募があり、作文審査を経た中学生24名、高校生25名が参加しました。実施形態は、去年に引き続き、中学生と高校生を午前・午後で入れ替える 一日完結型とし、中野にある東京メトロ中野車両基地と、東京大学生産技術研究所駒場Ⅱキャンパスを会場として、開催しました。
東京メトロ側では 、『台車と車輪のしくみ』について、 台車の役割や電車が曲がる仕組み、脱線係数などについて講義が行われ、 その後、中野車両基地の中を見学。中学生、高校生ともに鉄道に関する知識が大変豊富で関心も高く、見学中は細部にわたるまで写真を撮ったり、質問をしたりと熱心な参加が見られました。
生研側では、前半に川越准教授 によるワークショップ「電車の車輪模型を使用した走行実験とグループディスカッション」が行われ、机上に置かれたレールの模型で何度も走行実験を行いながら、語り合う姿が見られました。後半には、機械・生体系部門/ 次世代モビリティー(ITS)センターの須田 義大 教授による『自己操舵台車と銀座線~東大・生研における車両研究』と題して、電車が走行する仕組みに関する講義や、公共交通機関で実装化されている科学技術についての講義を行いました。 ワークショップ終了後 には交流会を行い、参加者 同士が情報交換を行うなど、大変に盛り上がりました。
東京メトロとONGでは、参加した中学生・高校生が地下鉄をはじめ、身の回りの科学技術や、持続可能な社会の実現について興味・関心を深め広げてもらうことを期待しています。今後もONGでは、次世代の教育に全力を尽くして参ります。
<中野車両基地にて>
<東大生研駒場リサーチキャンパスにて>
更新日:2023.07.28
開催日:2023年7月12日
実施校:吉祥女子中学・高等学校
講師:川越 至桜 准教授
参加者:中学生69名、高校生24名
「超新星爆発」と「超新星ニュートリノ」をテーマにした授業が行われました。
大きな超新星爆発が小さなニュートリノと結びつており、それが私たちのルーツを知ることにつながっているとのこと。SDGsを始めとする社会にある様々な問題は学問分野をまたいでいること。また中学・高校での学びと大学等での研究との関係について語られました。
自分で考える力をつけること、研究には様々な能力が必要でること、女性であることを理由に夢や目標をあきらめる必要はないことを生徒たちは受け止めることができたとの反響がありました。
更新日:2023.07.24
開催日:2023年7月11日
実施校:東京農業大学第一高等学校中等部
講師:大島 まり 教授
参加者:中等部2・3年生 385名
大島先生より、STEAM型探究学習のススメについての授業が行われました。
前半は先生の自己紹介から現在の研究について、後半では高校生向けの探究のすすめ方について、中学生向けにかみ砕いた内容の授業でした。研究のゴールを設定するところを、旅の目的地になぞらえて、どんな準備をして研究を進めるかの説明がありました。
分かりやすい内容で、質疑応答の際には、医療に関する質問や、研究や施設に関する質問が多く、理系分野への興味の高さが感じられました。
更新日:2023.07.24
開催日:2023年6月15日
実施校:愛知県半田市立亀崎中学校
講師:今井 公太郎 教授 近森 正智 特任研究員(松永研究室)
参加者:中学生5名
愛知県半田市立亀崎中学校から研究室見学がありました。
最初に今井研究室で、今井先生より勉強と研究の違いについての話から始まり、研究内容と現在進行中の津波避難複合施設建設プロジェクトの模型を見ながら説明がありました。最後に、生研内に展示中のセルフビルド実験住宅PENTAを見学しました。
続いて松永研究室では、研究内容と、指先を置くだけで毛細血管観察の観察ができるヘルスモニタリング機の説明がありました。
初めての大学研究室見学に最初は緊張の様子でしたが、実際に先生のお話を聞くうちに笑顔も出て楽しそうな表情でした。
更新日:2023.07.23
開催日:2023年6月14日
実施校:広島市立基町高校
講師:川越 至桜 准教授
参加者:高校生 340名
川越先生より、探究活動の進め方・まとめ方についての授業が行われました。
様々な基礎研究・応用研究、古文と物理の掛け合わせた研究例などを挙げ、探究活動の進め方、論文の査読・検索の仕方、画像著作などの注意点、またその探究活動が大学ではどのように生かされるのかを知ることができる授業でした。
講演後の質問も活発で、生徒たちは探究することに非常に興味があると感じました。