東京地下鉄株式会社(東京メトロ)と次世代育成オフィス(ONG)が連携し、中高生を対象とした「鉄道ワークショップ~車輪のしくみを考えよう~」を開催しました。平成25年より中学・高校の夏休みの期間を利用して開催され、今回で4回目となります。本ワークショップは2日間の連続講座となっており、1日目は、東京メトロの中野車両基地内において、グループワークと地下鉄車両の整備、点検作業の見学を行いました。2日目は、本所において、車輪の曲がるしくみについて模型を用いた実験、講義を行うとともに、科学技術と社会とのつながりについての講義を行いました。7月26日(火)、27日(水)に中学生クラス、8月2日(火)、3日(水)に高校生クラスが開催され、計50名が参加しました。
参加者は鉄道に関する知識が豊富で、また鉄道への関心が非常に高く、1日目の車両基地見学では細部に至るまで写真を撮るなど、熱心に見学していました。2日目の講義では、車輪模型を使って何度も実験するなど、積極的に参加している様子が印象的でした。ワークショップ終了後の交流会では、参加者同士が鉄道に関する情報交換を行うなど、大変に盛り上がりました。
車輪模型を用いた実験の様子(中学生クラス2日目)
石井和之教授による講義風景(中学生クラス:2日目)
甘蔗先生より、エネルギーの質と有効活用をテーマに講義がありました。「エネルギー保存則」と「エネルギー消費」といった矛盾した概念、エネルギーは質の高い状態から低い状態に変わっているだけであること、また、本来は周囲環境に捨て、無駄にしていたエネルギーを、質を高め再利用することで省エネに寄与できることなどについて説明がありました。
熱力学やエネルギーの質という難しい内容を、エントロピーやエクセルギーといった難しい概念を用いず、「カレーの消費」という身近な例や、おもちゃを用いて説明したことで、生徒たちには理解しやすかったようでした。また、先生の研究内容であるライデンフロスト現象の実験を講義中に実演したところ、生徒たちには大変好評でした。
甘蔗先生より、エネルギーの質と有効活用をテーマに講義がありました。「エネルギー保存則」と「エネルギー消費」といった矛盾した概念、エネルギーは質の高い状態から低い状態に変わっているだけであること、また、本来は周囲環境に捨て、無駄にしていたエネルギーを、質を高め再利用することで省エネに寄与できることなどについて説明がありました。
熱力学やエネルギーの質という難しい内容を、エントロピーやエクセルギーといった難しい概念を用いず、「カレーの消費」という身近な例や、おもちゃを用いて説明したことで、生徒たちには理解しやすかったようでした。また、先生の研究内容であるライデンフロスト現象の実験を講義中に実演したところ、生徒たちには大変好評でした。
甘蔗先生によるエネルギーの質の説明
ライデンフロスト現象の実験実演
甘蔗先生がエネルギーとは何か、エネルギー消費とは何か、などの基礎知識を始め、省エネルギー化技術の解説や産業界への応用例など、最新の研究内容を紹介する講義を行いました。中学生には一部難しい内容もありましたが、先生が映像やイラストを多く使って説明することにより、生徒たちも飽きずに聞くことができたようでした。 講義に加え、実験室でライデンフロスト現象を観察したり、キャンパス内の住居型研究施設を見学したりしたことにより、最新の省エネルギー化設備の仕組みや働きについて、よりよい理解が得られたようです。
難しい研究内容も、実際の生活でそれらがどう生かされているかを説明することで興味を持ちやすくなったようで、「省エネの技術によって自然を助けることができると知り、科学技術のイメージがよくなった」等の感想が聞かれました。
甘蔗先生がエネルギーとは何か、エネルギー消費とは何か、などの基礎知識を始め、省エネルギー化技術の解説や産業界への応用例など、最新の研究内容を紹介する講義を行いました。中学生には一部難しい内容もありましたが、先生が映像やイラストを多く使って説明することにより、生徒たちも飽きずに聞くことができたようでした。 講義に加え、実験室でライデンフロスト現象を観察したり、キャンパス内の住居型研究施設を見学したりしたことにより、最新の省エネルギー化設備の仕組みや働きについて、よりよい理解が得られたようです。
難しい研究内容も、実際の生活でそれらがどう生かされているかを説明することで興味を持ちやすくなったようで、「省エネの技術によって自然を助けることができると知り、科学技術のイメージがよくなった」等の感想が聞かれました。
甘蔗先生による講義
実験室見学の様子
熱心に参加する生徒たち
沼田先生より、防災と災害対応に関する授業が行われました。はじめに、防災の基本に関するお話の後、発展途上国の災害とそれに対する研究的なアプローチ方法に関するお話が映像と共に紹介されました。講義の後半は、今後の災害対応に関する内容にも及び、“災害対応は発災後の対応よりも発災前の対応が重要である”などの説明に新しい気づきを与えられたようで、有意義な時間となりました。
防災に興味がある生徒が集まったのも関係しているのか、生徒は講義の間、私語もなく真剣な眼差しで講義を聞いていました。また、中でも自分たちの生活に関わる内容、例えば、家具の補強に関する映像になどついては、特に真剣にメモをとりながら、自分たちに今何ができるのかを考えている様子が印象的でした。生徒達にとっては、防災が理学・工学の枠組みを超えた、文系などの様々な学問から成り立っている事が特に興味深かった様です。
沼田先生より、防災と災害対応に関する授業が行われました。はじめに、防災の基本に関するお話の後、発展途上国の災害とそれに対する研究的なアプローチ方法に関するお話が映像と共に紹介されました。講義の後半は、今後の災害対応に関する内容にも及び、“災害対応は発災後の対応よりも発災前の対応が重要である”などの説明に新しい気づきを与えられたようで、有意義な時間となりました。
防災に興味がある生徒が集まったのも関係しているのか、生徒は講義の間、私語もなく真剣な眼差しで講義を聞いていました。また、中でも自分たちの生活に関わる内容、例えば、家具の補強に関する映像になどついては、特に真剣にメモをとりながら、自分たちに今何ができるのかを考えている様子が印象的でした。生徒達にとっては、防災が理学・工学の枠組みを超えた、文系などの様々な学問から成り立っている事が特に興味深かった様です。
沼田先生による講義
生徒に質問を投げかける沼田先生
熱心に耳を傾ける生徒たち
耐震建築の実験映像に見入る生徒たち
芳村先生より、地球水循環と気候について、森林伐採と雨の関係、30億年前から現在までの環境気候変動、同位体を使った雨の出身地解析、最新技術を用いた将来予測などのテーマで講義がありました。
先生がグラフを見せて生徒に問いを投げかけ、答えさせるなど、双方向的で白熱した講義となりました。質問時間ではグラフを読み取り、大学生顔負けの鋭い質問が飛ぶ場面も多く見受けられました。グラフの正確な読み取りと考察や事前知識など、高校生とは思えないハイレベルな生徒さんたちでした。
講義の最後には、数学を学ぶ意味、大学でなぜ学ぶのか、今何をするべきか、といった内容のお話しがあり、生徒たちは真剣に聞き入っていました。大学へ行くことの意義など、東大の先生から言われることでイメージが鮮明になった、という感想がありました。
芳村先生より、地球水循環と気候について、森林伐採と雨の関係、30億年前から現在までの環境気候変動、同位体を使った雨の出身地解析、最新技術を用いた将来予測などのテーマで講義がありました。
先生がグラフを見せて生徒に問いを投げかけ、答えさせるなど、双方向的で白熱した講義となりました。質問時間ではグラフを読み取り、大学生顔負けの鋭い質問が飛ぶ場面も多く見受けられました。グラフの正確な読み取りと考察や事前知識など、高校生とは思えないハイレベルな生徒さんたちでした。
講義の最後には、数学を学ぶ意味、大学でなぜ学ぶのか、今何をするべきか、といった内容のお話しがあり、生徒たちは真剣に聞き入っていました。大学へ行くことの意義など、東大の先生から言われることでイメージが鮮明になった、という感想がありました。
芳村先生による同位体測定の説明
質問を投げかける生徒たち
熱心に聞き入る生徒たち
「夢を持ち続ければ叶う」と先生