お知らせ

月別アーカイブ : 2017年11月

未来材料:チタン・レアメタル

更新日:2017.11.29

東松山市出身の梶田隆章教授のノーベル物理学賞受賞を記念し、同教授に続く人材育成のきっかけとすることを目的に企画された講演会にて、市内の全中学2年生約700名を相手にレアメタルについての講演を行いました。
はじめに、夢の材料チタンをはじめとするレアメタルの現状や将来性について解説が行われました。続いて、レアメタルの代表格であるチタンとニッケルの合金の輪をまっすぐに伸ばした後、50度のお湯の中に入れるともとの形に戻る「形状記憶合金」についての実験があり、各校代表生徒が登壇し、実際に体験しました。
レアメタルの重要性や、将来の科学者になりうる中学生へ向けての夢についての話などを通じて、科学への興味・関心が高まった講演会となりました。

東松山市出身の梶田隆章教授のノーベル物理学賞受賞を記念し、同教授に続く人材育成のきっかけとすることを目的に企画された講演会にて、市内の全中学2年生約700名を相手にレアメタルについての講演を行いました。

はじめに、夢の材料チタンをはじめとするレアメタルの現状や将来性について解説が行われました。続いて、レアメタルの代表格であるチタンとニッケルの合金の輪をまっすぐに伸ばした後、50度のお湯の中に入れるともとの形に戻る「形状記憶合金」についての実験があり、各校代表生徒が登壇し、実際に体験しました。

レアメタルの重要性や、将来の科学者になりうる中学生へ向けての夢についての話などを通じて、科学への興味・関心が高まった講演会となりました。

講義冒頭の様子

岡部先生による講義

代表して実験を行う生徒たち

「夢 with Science」

 

最先端の光学機器

更新日:2017.11.25

菅谷先生より、最先端の光学機器に関する授業が行われました。光学をテーマとして、その原理や応用までを理解できるよう、実験を中心として工夫された内容で行われました。 実験は、レンズの結像、回折、偏光について学べる内容でした。 実際に手を動かしながら、虹ができる原理を探ったり、結像を作ったり、回折を観察したりするなど、楽しみながら科学が身近に感じられたようです。
レンズの結像では、人間の近視やカメラ、回折では分光、偏光では半導体製造における応用など、産業や日常生活での応用についても解説があったので、単なる知識ではなく、実感に結びついた内容になりました。

菅谷先生より、最先端の光学機器に関する授業が行われました。光学をテーマとして、その原理や応用までを理解できるよう、実験を中心として工夫された内容で行われました。 実験は、レンズの結像、回折、偏光について学べる内容でした。 実際に手を動かしながら、虹ができる原理を探ったり、結像を作ったり、回折を観察したりするなど、楽しみながら科学が身近に感じられたようです。

レンズの結像では、人間の近視やカメラ、回折では分光、偏光では半導体製造における応用など、産業や日常生活での応用についても解説があったので、単なる知識ではなく、実感に結びついた内容になりました。

菅谷先生による講義

実験の様子

回折格子を覗く生徒たち

分光についての解説

 

日本航空(JAL)×東京大学生産技術研究所 飛行機ワークショップ2017 ~よく飛ぶ翼を創ってみよう!~ 高校生クラス

更新日:2017.11.19

本所次世代育成オフィス(ONG)では、昨年度に続いて、日本航空株式会社(JAL)と連携し、共同研究の一環として、中学生・高校生に航空分野の研究や技術に関心を持ってもらうため、中学生・高校生を対象とした「飛行機ワークショップ2017 ~よく飛ぶ翼を創ってみよう!~」を開催しました。本ワークショップは2日間の連続講座で、まずは10月14日(土)、15日(日)に「中学生クラス」、続いて11月18日(土)、19日(日)に「高校生クラス」が開催され、計67名が参加しました。

1日目は、JAL羽田機体整備工場(格納庫)において、機体整備・点検作業の見学およびグループワークを行いました。2日目は、本所において、ONG室長でもある機械・生体系部門の大島まり教授が講師となり「飛行機の飛ぶしくみ」について学びました。この際、8つのグループ(1グループ4~5名)に分かれて、機体を持ち上げる力(揚力)が大きくなる翼をデザインするコンペを行いました。「高校生クラス」では、揚力だけに留まらず、揚力と空気抵抗の比(揚抗比)が最大となる翼をデザインするコンペも行いました。
翼設計には、各グループがこのワークショップのために作製した専用ソフトウェアを使用し、翼の周りの空気の流れをシミュレーションしたうえ、実際に設計した翼の模型を数グループ分作製、風洞(風を流す専用の実験装置)を用いて作製した揚力と揚抗比を計測しました。

参加した中学生・高校生は、熱心に翼を作製し、大変白熱したコンペとなりました。最も性能が良い翼を製作したグループには表彰を行いました。
参加した中学生・高校生は飛行機に関する知識が大変豊富で、また飛行機への関心が非常に高く、1日目、2日目を通じて積極的に参加している様子が印象的でした。

整備士からの説明を聞く高校生(高校生クラス:1日目)

設計した翼について発表する高校生(高校生クラス:2日目)

 

科学技術研究におけるフロンティア開拓とは ~課題設定・研究遂行・成果発表~

更新日:2017.11.14

群馬県立桐生高校にて、課題研究における課題設定の難しさ、および課題の設定方法に関する講演が行われました。 高等学校や大学受験では、答えが決まっている事柄を学ぶ機会が多いですが、社会に出ると“何を課題と設定すべきか”から考える必要があります。 失敗を重ねながらも、研究し続けることで扉が開いたとの石井先生ご自身の体験談が披露され、失敗を重ねながら挑み続けることの重要性を感じ取った様子でした。
各学年に応じて課題研究を実践している生徒たちにとって、今後の高校生活や大学進学後において役立つ、有意義な講演となりました。

群馬県立桐生高校にて、課題研究における課題設定の難しさ、および課題の設定方法に関する講演が行われました。 高等学校や大学受験では、答えが決まっている事柄を学ぶ機会が多いですが、社会に出ると“何を課題と設定すべきか”から考える必要があります。 失敗を重ねながらも、研究し続けることで扉が開いたとの石井先生ご自身の体験談が披露され、失敗を重ねながら挑み続けることの重要性を感じ取った様子でした。

各学年に応じて課題研究を実践している生徒たちにとって、今後の高校生活や大学進学後において役立つ、有意義な講演となりました。

石井先生による講義

 

デジカメの仕組みを知る:最先端技術の玉手箱

更新日:2017.11.10

志村先生よりデジカメを題材にし、関連する物理や技術の紹介を織り交ぜた授業が行われました。
授業の前半では結像の仕組みやデータの保存形式など、デジカメの仕組みについて直観的な説明がありました。後半はデジカメに使われる撮像素子に関連し、量子力学に基づく光や電子の波と粒子の二面性についての解説が行われました。
中学生・高校生には多少難しい内容だったかもしれませんが、動画を用いながらの解説もあり、量子力学の不可思議さに触れる時間となりました。

志村先生よりデジカメを題材にし、関連する物理や技術の紹介を織り交ぜた授業が行われました。

授業の前半では結像の仕組みやデータの保存形式など、デジカメの仕組みについて直観的な説明がありました。後半はデジカメに使われる撮像素子に関連し、量子力学に基づく光や電子の波と粒子の二面性についての解説が行われました。

中学生・高校生には多少難しい内容だったかもしれませんが、動画を用いながらの解説もあり、量子力学の不可思議さに触れる時間となりました。

講義の様子

志村先生による講義

 

交通渋滞を解消する科学の力と未来の交通社会のデザイン

更新日:2017.11.10

大口先生による「交通工学」に関する授業が行われました。 授業では、大口先生の経歴や人生観を交えながら、専門の交通工学について講演されました。交通工学の概要を基礎から最先端のテーマまで、さまざまな事例や研究についての説明がありました。動画を用いたり、わかりやすい例を挙げたりしながらの解説のため、高校生にとって交通工学の分野が身近に感じられるような時間となりました。
講義後に行われた大口研究室見学や大学院生との対談を通しても、研究や大学での生活などについて深く知り、進路選択の参考となる授業で、来所された高校生は興味深そうに授業に参加していました。

大口先生による「交通工学」に関する授業が行われました。 授業では、大口先生の経歴や人生観を交えながら、専門の交通工学について講演されました。交通工学の概要を基礎から最先端のテーマまで、さまざまな事例や研究についての説明がありました。動画を用いたり、わかりやすい例を挙げたりしながらの解説のため、高校生にとって交通工学の分野が身近に感じられるような時間となりました。

講義後に行われた大口研究室見学や大学院生との対談を通しても、研究や大学での生活などについて深く知り、進路選択の参考となる授業で、来所された高校生は興味深そうに授業に参加していました。

大口先生による講義

講義の様子

大学院生との交流会

教員の声

交通流のシミュレーションや、渋滞が発生しやすいボトルネック、渋滞解消法や安全走行について研究する交通工学についての講義をしていただきました。
さらに研究室の紹介や大学院生と交流する時間も設定していただき生徒の学習意欲の向上、進路決定に向け、貴重な体験となりました。大口先生がおっしゃっていた「学問」は「楽しむ」ものという言葉は特に印象的でした。

 

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