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【終了しました】「飛行機ワークショップ2021〜未来の地球を飛行機で繋いでみよう!〜」

更新日:2022.03.05

 次世代育成オフィス(ONG)と日本航空株式会社(JAL)が連携し、航空分野の研究や技術に興味を持ってもらい、科学技術と社会とのつながりを、本物体験を通して実感してもらうため、中学生・高校生を対象として「飛行機ワークショップ2021〜未来の地球を飛行機で繋いでみよう!〜」を開催した。

6回目を迎えた本ワークショップでは、今年度も新型コロナウィルス感染症の流行状況を鑑み、オンラインによる一日完結型とした。

遠方からはニュージーランドや北海道、沖縄等、昨年よりも多く合計154名(中学生クラス72名、高校生クラス82名)の申し込みがあり、当日は中学生60名、高校生59名が参加した。

昨年度の国内線を中心に扱う航路の内容から、今年度は国際線にグレードアップした内容となり、参加者は、YouTubeを活用したビデオ教材による事前学習と事前課題(Excelデータにマクロを組み込んだ航路シミュレーターによる航路の検討課題)の提出を経て、当日のオンラインワークショップを受講いただいた。

ワークショップ当日は午前中に、本所の本間 裕大 准教授による数理モデルを活用した航路シミュレーターと最新の研究内容についての講義・解説が行われた。

また、午後からはJAL運航本部運航基準技術部のディスパッチャー経験のある佐藤さん、渡利さん、猪端 さんによる航路の解説や、JALの運航管理の現場であるIOC(Integrated Operations Control)の紹介、後半には現役の機長である大畑キャプテン、伊関 キャプテンと参加者によるディスパッチャー(運航管理者)模擬体験が行われた。

午前中には提出課題から選出した参加者数名に課題紹介の時間を設け、午後にも参加者からの航路提案を発表してもらうことで、一方向的になりがちなオンライン型のワークショップであっても、参加感を高め、多くのチャットや質問が寄せられ、大変満足度の高い評価を得た。

最後に、ESG推進部 落合部長と次世代育成オフィス室長 大島 まり 教授、室員の川越 至桜 准教授から、安全を最優先に日々最適な航路を検討し運航されていること、社会における正解は一つではないことなどがそれぞれまとめの言葉として締めくくられた。

また、今回のワークショップをもとに、これまでにない新しいオンライン学習の形態を模索・構築を行い、映像教材としても完成した。(ONG STEAM STREAM内にて公開中。

オンラインだからこそできる学びの提案として、社会課題を自分事とし、様々な視点から総合的に課題を捉える「新しい学び」を展開していきたい。

 

 

 

 

 

 

           

      ディスパッチャー体験の様子            現役パイロット伊関キャプテンによる説明の様子

 

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