お知らせ

月別アーカイブ : 2016年10月

日本航空(JAL)×東京大学生産技術研究所 飛行機ワークショップ2016 ~飛行機の飛ぶしくみを学ぼう~ 高校生クラス

更新日:2016.10.30

今年度から新たに、日本航空株式会社(JAL)と次世代育成オフィス(ONG)が連携し、中学生・高校生に航空分野の研究や技術に関心を持ってもらうため、中学生・高校生を対象とした「飛行機ワークショップ2016~飛行機の飛ぶしくみを学ぼう~」を開催しました。本ワークショップは2日間の連続講座で、まずは9月24日(土)、25日(日)に「中学生の部」、続いて10月29日(土)、30日(日)に「高校生の部」が開催され、計56名が参加しました。

1日目は、JAL羽田機体整備工場において、機体整備・点検作業の見学およびグループワークを行いました。2日目は、本所において、機械・生体系部門の加藤千幸教授を講師に迎えて「飛行機の飛ぶしくみ」について学びました。この際、4つのグループ(6~8名)に分かれて、機体を持ち上げる力(揚力)が大きくなる翼をデザインするコンペを行いました。さらに、「高校生クラス」では、揚力だけでなく、揚力と空気抵抗の比(揚抗比)が最大となる翼をデザインするコンペも行いました。

翼設計には、このワークショップのために作製した専用ソフトウェアを使用し、翼の周りの空気の流れをシミュレーションしたうえ、実際に模型を作製、風洞(風を流す専用の実験装置)を用いて、翼の揚力と揚抗比を計測しました。

参加した中学生・高校生ともに飛行機に関する知識が大変豊富で、また飛行機への関心が非常に高く、1日目、2日目を通じて積極的に参加している様子が印象的でした。

JAL整備士を交えてのグループワークの様子(高校生クラス:1日目)

風洞実験装置を用いた揚力の測定風景(高校生クラス:2日目)

 

流動層とその利用

更新日:2016.10.28

石束先生の講義は、まず高校と大学の授業方法の違いなど、将来の大学生活をイメージさせるようなお話から始まりました。
そして、化学工学とは何なのか、実世界にどのように還元されているかなど、研究分野に関する説明に続き、メインテーマである流動層について、流動層とは何なのか、身の回りの製品においてどのような利用方法をされているかなど、流動層の基礎からの講義が行われました。
最後には再び、大学での学生生活や、大学への進路選択のアドバイスで講義を締めくくりました。
流動層は高校生にとっては耳慣れない概念であるため少し難しい内容でしたが、映像やイラストによる説明のほか、石炭で沸かす風呂の例など、身の回りにどのように活用されているかなどの説明で、よりイメージしやすくなったようです。生徒たちは熱心に講義に参加していました。

石束先生の講義は、まず高校と大学の授業方法の違いなど、将来の大学生活をイメージさせるようなお話から始まりました。

そして、化学工学とは何なのか、実世界にどのように還元されているかなど、研究分野に関する説明に続き、メインテーマである流動層について、流動層とは何なのか、身の回りの製品においてどのような利用方法をされているかなど、流動層の基礎からの講義が行われました。
最後には再び、大学での学生生活や、大学への進路選択のアドバイスで講義を締めくくりました。

流動層は高校生にとっては耳慣れない概念であるため少し難しい内容でしたが、映像やイラストによる説明のほか、石炭で沸かす風呂の例など、身の回りにどのように活用されているかなどの説明で、よりイメージしやすくなったようです。生徒たちは熱心に講義に参加していました。

石束先生による流動層の説明

熱心に聞き入る生徒たち

 

デジカメの仕組みを知る:最先端技術の玉手箱

更新日:2016.10.05

中学・高校生に工学を知ってもらうための一例として、志村先生がデジカメ技術の紹介を行いました。
まずは生徒が各自持参したデジカメで写真を撮り、志村先生がそれらの写真をプロジェクターに写しながら、画素とデジタル画像についての講義を行いました。また、2進数や情報量の概念を用いた記録の仕組み、レンズによる結像、撮像素子の仕組みを説明し、最後には量子力学や物理と産業の関わりについても触れました。
どの生徒も今回の講義テーマには強い関心があったようで、前向きに講義に臨んでいました。また、画素とデジタル画像の説明では、生徒が自分で撮った写真を教材として使ったことで楽しさが加わり、笑顔で講義に臨む姿が見受けられました。
デジカメには幅広い技術が使われているため、理解の難しい部分もあったと思いますが、身近な製品に含まれる技術を通し、物理学、工学が社会の様々な場面で利用されていることについて理解が深まったようです。

中学・高校生に工学を知ってもらうための一例として、志村先生がデジカメ技術の紹介を行いました。

まずは生徒が各自持参したデジカメで写真を撮り、志村先生がそれらの写真をプロジェクターに写しながら、画素とデジタル画像についての講義を行いました。また、2進数や情報量の概念を用いた記録の仕組み、レンズによる結像、撮像素子の仕組みを説明し、最後には量子力学や物理と産業の関わりについても触れました。

どの生徒も今回の講義テーマには強い関心があったようで、前向きに講義に臨んでいました。また、画素とデジタル画像の説明では、生徒が自分で撮った写真を教材として使ったことで楽しさが加わり、笑顔で講義に臨む姿が見受けられました。

デジカメには幅広い技術が使われているため、理解の難しい部分もあったと思いますが、身近な製品に含まれる技術を通し、物理学、工学が社会の様々な場面で利用されていることについて理解が深まったようです。

志村先生による講義

実際に写真を撮ってみる生徒たち

 

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