梶原先生の専門である「パッシブ型テラヘルツ顕微鏡」の原理について、高校物理における光の基礎知識からわかりやすく解説をしました。
高校生にとっては大学の最先端の内容は若干難しかったかもしれませんが、現在習っている内容が将来的にどのように結びついていくのかを生徒自身で感じ取っていました。
また、高校生活と大学生活の違いや、梶原先生の所属している精密機械工学科の研究領域の紹介など、進路を選ぶ高校生にとって必要な情報も取り上げました。
参加した生徒の多数は機械・電機系への進学を希望しているため、興味関心をより高めていました。
梶原先生による講義
講義を熱心に聴く生徒たち
2015年6月5日(金)、6日(土)に、次世代育成オフィス(ONG)では、所内ボランティアグループであるSNG (Scientists for the Next Generation!) と協力し、中高生のためのプログラム「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」を駒場リサーチキャンパス公開にあわせて開催、全国各地から約1,300名もの中学生・高校生の参加がありました。
当日は、中高校生対象の「団体見学」、「個人見学」、「自由見学」の3つの見学コースを設置し、中学生・高校生向けイベントを地下アトリウムで開催しました。また、今年で4回目となる大学院生によるサイエンスカフェをはじめ、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の協力を得て「模型を使って車輪のしくみを調べてみよう!」、日本精工株式会社「ベアリングってなんだろう!?」、日本アイ・ビー・エム株式会社「ビッグデータ時代のクラウドの世界を覗いてみよう!」のブースが設けられ、2日間で800名もの参加者を迎えることができました。企業の方や本学の学生から、直接、説明を聞いたり、デモを体験することが可能なこともあり、二日間で約800名もの参加者を迎えることができました。また、2015年は「光と光技術の国際年」であることから、”国際光年記念特別企画「未来を創る光の科学と技術」”(主催:光電子融合センター)といった中高生向けの講演会を開催し、参加した中高生にとっても、多彩な科学の知に触れる好機となりました。
研究室で説明を受ける生徒たち
大学院生によるサイエンスカフェ
地下アトリウムの東京メトロブース
地下アトリウムの様子
竹内先生の専門であるリモートセンシング技術によるグローバルな人間活動・環境変動計測と国際的技術協力に関する授業が行われました。
はじめに、リモートセンシングの基本原理を紹介し、宇宙から取られた動画を上映し、生徒たちにリモーセンに直感的な認識を与えていました。
後半には、リモートセンシングを用いて環境問題、災害に対する応用を説明しました。
最後に、リモートセンシングは国際的にも重要で広がりのある技術であることを説明しました。
また、参加者は高校1、2年生であったため、リモートセンシングのことだけでなく、歴史や物理など幅広い内容を題材とし、わかりやすく説明しました。
講義中に上映した宇宙から撮られた高解像度な動画は、生徒たちの好奇心を引き立て、非常に盛り上がりました。
また、生徒たちは科学技術が驚くほど発達していることとリモートセンシングが世界でとても役に立つことを理解していました。
竹内先生による講義
熱心に参加する生徒たち