開催日:2023年8月22日
実施校:愛知県立豊田西高等学校
研究室:第二部 土屋研究室
講師:土屋 健介 准教授
参加者:高校一年生27名、高校二年生5名、引率教員3名
初めに土屋先生から、学問とは何か、研究とは何かについて、および土屋研究室で行っている研究の概要について、40分程度で説明がありました。
その後、1時間程度をかけて、土屋研究室の実験室にて、普段の研究で使用している電子顕微鏡やマイクロマニピュレータの紹介を行ったり、操作の体験がありました。
最後に30分程度、生徒の皆さんに見学の感想を聞かせてもらったり、先生や大学院生へ質問がありました。
先生の話を楽しそうに聞いていました。実験室の見学では、建物の大きさに驚いていたり、電子顕微鏡のチャンバー内を興味深そうに覗いていたり、マイクロマニピュレータを使って組み立てられた1mmスケールの家をのぞき込んだりと、様々な先端技術を見て、とても楽しそうにしていました。
最後の質疑応答の時間では、大学院生がどのような生活をしているか、研究費がどのようなところから出ているかなど多岐にわたる質問が出て、東京大学に興味を持ってくれていることを感じました。
先生が見学の感想を生徒に聞いた際は、「東京大学について漠然としたイメージしかなかったのが、実際に先生や学生、設備を自分の目で見たことで、より身近なものとして、具体的なイメージが持てた。」と発言があり、生徒のモチベーションの向上に貢献できたと感じました。
このワークショップは、JALと東大生研 次世代育成オフィスが連携し、お互いのリソースを活用して次世代を担う人材を育成することを目的として開催します。
ワークショップは中高生を対象とした2日間の講座で、1日目はJALグループの羽田航空機整備センター(東京都大田区)にて実際のエンジンや整備改修作業を見学し、2日目は東京大学駒場リサーチキャンパス(東京都目黒区)で将来のエンジン技術の講義を受講し、グループワークを行います。
1. 開催日時
【中学生クラス】
≪1日目≫ 2023年10月14日(土) 15:00~17:30
≪2日目≫ 2022年10月15日(日) 10:00~12:30
【高校生クラス】
≪1日目≫ 2023年10月28日(土) 15:00~17:30
≪2日目≫ 2023年10月29日(日) 10:00~12:30
2. 開催場所
≪1日目≫ 日本航空㈱ 羽田航空機整備センター(東京都大田区)
≪2日目≫ 東京大学生産技術研究所 駒場リサーチキャンパス(東京都目黒区)
※当日の集合場所などは参加予定の方に後日ご連絡します。
3. 内容(予定)
≪1日目≫ JAL航空機整備センター(羽田)にて実際の航空機エンジン整備の見学およびエンジンが推力を得る仕組みの学習
≪2日目≫ 東京大学生産技術研究所にて吉川暢宏先生の次世代ジェットエンジンのファン(送風機)についての講義やグループワーク
4. 参加費
無料 (※会場までの往復交通費は参加者にご負担いただきます。)
5. 対象および募集人員
【中学生クラス】 中学1年生~中学3年生の方 32名
【高校生クラス】 高校1年生~高校3年生の方 32名
(高等専門学校1年生~3年生を含む)
6. 応募方法
日本航空ホームページの応募フォームからご応募ください。
URL:http://www.jal.com/ja/csr/workshop/
〔必須入力項目〕
氏名(ふりがな)/性別/お住まいの都道府県/学校名/学年/電話番号/
メールアドレス/期待することについての作文「飛行機ワークショップに期待すること」※100文字以内
〔参加要件〕以下のすべての要件をご承諾いただける方
①1日目、2日目、どちらも参加可能な方(1日目のみ、2日目のみの参加は不可)
②参加同意書への同意と書面の提出をいただける方
(同意内容:動画・静止画の撮影と利用、秘密保持、個人情報の取り扱い)
※②については、参加申し込み後にご案内します。
7. 応募締切
2023年9月10日(日) 23:59まで
※応募はすべて応募フォームからお願いします。
8. 参加者の決定について
選考の結果は、中学生クラス、高校生クラスともに9月中旬以降にお申し込み時にご記入いただいたメールアドレス宛にお知らせいたします。
また、メールにて参加同意書の様式をお送りしますので、
保護者の方の記入・押印の上、郵送にて提出をお願いします。
参加同意書の提出をいただいた方に、当日の集合場所などをご連絡します。
9. 個人情報について
ご応募いただいた方の個人情報は、今回のイベント以外の用途に使用しません。
また、個人情報保護のため責任をもって管理いたします。
10. お問い合わせ先
飛行機ワークショップ2023事務局
jal-ong-ws@iis.u-tokyo.ac.jp
メールご送付の際はタイトルを 「飛行機ワークショップ2023問合せ」とお願いします。
11. 注意事項
○このワークショップは2日間連続のプログラムです。どちらか片方のみの参加はご遠慮ください。
○当日は、ご本人確認をさせていただく場合があります。
○参加者以外の方の待機場所はご用意しておりません。また、参加者以外の見学もご遠慮願います。
○イベント中に発生した怪我などについては、責任を負いかねます。
○天災などにより、やむを得ず中止する場合があります。その場合の交通費などについては負担いたしかねます。
○当日はメディアの取材班が同行する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
開催日:2023年8月9日
実施校:兵庫県立龍野高等学校
講師:松久 直司 准教授
参加者:高校生19名
はじめに松久先生の自己紹介とともに、柔らかい電子材料を用いたストレッチャブルエレクトロニクスの紹介が行われました。後半には、伸縮性電子材料の製造方法や素材、それらの技術がもたらす可能性(アートや楽器の風貌の変革、ハプティクスやロボットとのインタラクション、無線化、半導体材料の超柔軟化等)についての話に及び、充実した時間となりました。続いて研究室の見学が行われ、実験装置や設備の紹介が行われました。
生徒たちは一生懸命話を聞いていました。特に、質疑応答時には、活発な議論が行われ、運動や生体からの電力供給、電気信号の人間への送信など、深い理解を示す質問が多く出されました。また、研究者としての生活や経験についての質問も多く、研究が進展しない期間の乗り越え方や、自身の得意分野を見つける方法、さらには研究テーマを選ぶきっかけや注意点などについての話にも興味深そうに耳を傾けていました。
開催日:2023年7月31日
実施校:本郷中学校
講師:本間 裕大 准教授
参加者:中学生4 0 名
本間先生より、諸問題を数理モデルで考える方法について、授業が行われました。
まず、中学生でも理解できる引き算を用いる方法について学びました。
次に、課題をどのようにモデル化するのか、実際の事例を通して知ることができました。
後半では、中学3年時に作成する卒業論文に関して、テーマを設定する方法や、議論を深める方法について、お話しました。学校で学んでいることが、どのように生かされているのかを知る機会となり、研究者の日常や大学生の様子といったお話にも興味を持って聞く様子が見られました。
開催日:2023年7月18日
実施校:鳥取県立鳥取東高等学校
講師:南 豪 准教授
参加者:高校生41名
南准教授より、「超分子」に関しての説明と「分子・イオンを見る」という内容で、テストペーパーを用いた実験及び実用性の解説が行われました。
その他、佐々木特任助教より、ドイツでの学会参加の様子等の紹介、留学生(リューさん)による英語でのプレゼンテーションがありました。
令和1年・3年・5年にかけて同学校での出張授業のアンケートの比較からも経年評価が高くなる傾向がみられ、学習や研究の理解向上につながったと感じられます。