次世代育成オフィス(ONG)は、2023年12月9日(土)、本学 社会連携本部とともに第4回次世代育成教育フォーラムを開催しました。今回は、「未来社会をデザインできる人材の育成~初等中等教育における探究活動の成果とこれから~」をテーマに、本学生産技術研究所 コンベンションホールにて、YouTube配信も行われました。本フォーラムは、毎年、全国の教育関係者や企業関係者、及び学内関係者等を対象として開催されているもので、現在実施されている様々な次世代育成・高大接続事業の取り組みを紹介するとともに、教育活動において今後の産官学民連携・協力の契機とすることを目的としています。第4回目となる今回は、高校の「総合的な探究の時間」における探究活動が本格的にスタートしたこの2年を振り返り、その成果と課題について事例を通して紹介するとともに、未来社会をデザインできる人材の育成を目指して、新しいSTEAM型探究活動について議論しました。
総合司会の本所 酒井雄也 ONG室員・准教授のもと、主催者を代表して本学 津田 敦 理事・副学長 社会連携本部長より開会の挨拶があり、続いて、本所 大島 まりONG室長・教授より、本フォーラムの趣旨説明がありました。続いて、文部科学省 初等中等教育局教育課程課 髙瀬 智美 学校教育官より、貴賓挨拶をいただきました。次に基調講演として、国立教育政策研究所教育課程研究センター基礎研究部 松原 憲治 総括研究官より、「STEAM等の視点を基にした新しい探究の検討」、続けて、経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課教育産業室 五十棲 浩二 室長より、「教育DXと未来の教室」と題してご講演いただきました。次に、話題提供として、本所 川越 至桜 ONG室員・准教授より「学際研究を活用したSTEAM型探究活動に向けた支援と実践」、東京都教育庁 指導部高校教育改革担当課 小林 靖 課長より「都立高校の探究活動について」、企業からは三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 矢島 洋子 執行役員より「民間シンクタンクにおける探究活動支援の試み」についての講演が行われました。その後のパネルディスカッションでは、「総合的な探究の時間における探究活動の成果と課題について」および「新しい今後のSTEAM型探究活動についての提案」について活発な意見が交わされました。会場およびオンラインから多くの質問が寄せられ、大変充実した内容となりました。最後に本学大学院 教育学研究科 福留 東土 教授より、本フォーラム全体の総括があり、本所 岡部 徹 所長・教授の閉会挨拶で幕を閉じました。
参加者からは、「様々な立場からの意見を一度に聞くことができ、これからの教育活動に生かしていけると感じた」「探究学習を進めていく上での道筋が見えた」等、多くの反響の声が寄せられました。ONGでは、これからも次世代の人材育成のための教育活動に取り組んでいく所存です。
日本の初等中等教育、特に高校において、 2022 年度から「総合的な探究の時間」が開始され、大学と連携した「グローバルサイエンスキャンパス」も全国で進められるなど、STEAM 型探究学習への注目が高まっています。STEAM とは Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、教科を横断した学びが期待されています。今回のフォーラムでは、探究活動が本格的に開始されてからの様々な取り組みを振り返り、その成果と課題について事例を通して紹介します。さらに、今後の未来社会をデザインできる人材の育成を目指して、新しいSTEAM型探究活動について議論します。
==フォーラムのアーカイブ映像の限定公開開始!!==
◆アーカイブ視聴はこちらから✐
↓ ↓ ↓
https://forms.gle/xFp9vC5WkqviUsgE6
◆第4回次世代育成教育フォーラム「未来社会をデザインできる人材の育成~初等中等教育における探究活動の成果とこれから~」
日本の初等中等教育、特に高校において、 2022 年度から「総合的な探究の時間」が開始され、大学と連携した「グローバルサイエンスキャンパス」も全国で進められるなど、STEAM 型探究学習への注目が高まっています。STEAM とは Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、教科を横断した学びが期待されています。今回のフォーラムでは、探究活動が本格的に開始されてからの様々な取り組みを振り返り、その成果と課題について事例を通して紹介します。さらに、今後の未来社会をデザインできる人材の育成を目指して、新しいSTEAM型探究活動について議論します。
==フォーラムのアーカイブ映像の限定公開開始!!==
◆アーカイブ視聴はこちらから✐
↓ ↓ ↓
https://forms.gle/xFp9vC5WkqviUsgE6
===以下、開催記録です=
◆開催日時
2023年12月9日(土)14:00~17:00
◆参加対象者
学内構成員、教員、全国の学校関係者、教育委員会、企業関係者
◆テーマ
「未来社会をデザインできる人材の育成~初等中等教育における探究活動の成果とこれから~」
◆会場
東京大学 生産技術研究所(駒場リサーチキャンパス) コンベンションホール
※会場からのオンライン配信も予定(後日、アーカイブ配信を予定)
◆参加費 会場およびオンラインともに無料
◆プログラム
*総合司会 :酒井 雄也(東京大学 生産技術研究所 准教授)
14:00-
開会挨拶 津田 敦 (東京大学 理事・副学長/社会連携本部長)
趣旨説明 大島 まり (東京大学 生産技術研究所 教授/次世代育成オフィス 室長)
貴賓挨拶 髙瀬 智美 (文部科学省 初等中等教育局 教育課程課学校教育官)
14:20-
【基調講演】
*松原 憲治 (国立教育政策研究所 教育課程研究センター基礎研究部 総括研究官)
*五十棲 浩二(経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育産業室長)
15:00-
【話題提供】
*川越 至桜(東京大学 生産技術研究所 准教授/次世代育成オフィス 室員)
*小林 靖 (東京都教育庁指導部 高校教育改革担当課長)
*矢島 洋子(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 執行役員/主席研究員)
15:45-
【パネルディスカッション、質疑・応答】
*モデレーター:川越 至桜
*パネリスト:講演者2名、話題提供者2名
16:45-
総括 福留 東土(東京大学大学院 教育学研究科 教授)
閉会挨拶 岡部 徹 (東京大学 生産技術研究所 所長)
◆申込期限
2023年12月9日(土)17:00
◆お申し込みはこちらから✐
↓ ↓ ↓
https://webform.adm.u-tokyo.ac.jp/Forms/steam2023/
◆フライヤー(PDF 248KB)はこちら
第4回次世代育成教育フォーラムフライヤー
東京大学生産技術研究所(東大生研)では、2024年6月7日(金)、6月8日(土)の二日間の日程で一般公開を開催予定です。
この中で、東大生研次世代育成オフィス(ONG)では、「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」(以下、本キャンパス公開)を実施する予定です。
本キャンパス公開では、毎年、中学生・高校生を対象に、駒場リサーチキャンパスで行われている研究を分かりやすく紹介する団体見学等をご用意しています。
普段見ることができない最先端の研究施設や実際の研究現場を見学し、研究の一端を体験することができます。
参加希望の学校は、学校単位でお申込みいただきます。
現在準備中ですので、しばらくお待ちください。