6月7日(金)、8日(土)に開催された「東大駒場リサーチキャンパス公開2024」において、本所 次世代育成オフィス(ONG)では、所内ボランティアグループであるSNG(Scientists for the NextGeneration!)と協同で、中学生・高校生のためのプログラム「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」、および連携企業・団体による体験型ブースの出展をおこないました。また、これらに加えて、小学生~高校生向けの「理科教室」に協力するなど、精力的に活動をおこないました。
「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」では、事前に申し込みいただいた中高生の「団体見学」として、2日間で過去最高となる53 校 約2000名の参加があり、加えて、個人単位や少人数グループでの当日参加も多くみられました。遠方からは、青森県や鳥取県から参加いただくなど、全国各地から集まり、大盛況でした。参加者は「見学おすすめマップ」をもとに自由に見学し、体験型学習などもおこないました。
また、連携企業・団体による体験型ブース「“STEAM”を体験してみよう」では、JX 金属株式会社(JX 金属)、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、日本航空株式会社(JAL)、日本精工株式会社(NSK)の連携企業四社、および一般社団法人日本トライボロジー学会の協力を得て、地下アトリウムにてブース展示をおこないました。工作や模型など体験型展示が多数用意され、小さな子どもから大人まで大変多くの参加があり、大賑わいとなりました。
本所 岡部 徹 研究室の協力を得てJX 金属と開催した理科教室「カッパーくんの銅なってるの?」では、電気・電子製品に欠かせない金属「銅」への理解を深める化学実験をおこないました。また、日本トライボロジー学会、埼玉工業大学 長谷 亜蘭 研究室と協力した理科教室「摩擦の科学×謎解きトライボロジーアドベンチャー 〜でこぼこ大魔王を倒して世界を救え!〜 」では、ペーパークラフトを使った摩擦の科学に触れることができ、参加者から「面白い!」との声が上がった。
参加者からのアンケートでは、「普段はあまり知ることのない研究の結果や研究過程、大学の雰囲気を体感でき、とても興味深い体験になった。」「貴重な研究室の中の様子や最前線を走っている方との交流ができ、自分の将来のプランを立てる上で非常に役に立った。」「素晴らしい機会をありがとう」といった感想が多くみられました。また、中高校生及び引率教員の大半が「以前より科学技術に関心を持つようになった」と回答するなど、このキャンパス公開での体験的な学びの機会を通して、学ぶことの楽しさと喜びを感じ、満足度の高い充実した時間を得たとの声が数多く寄せられました。
最後に、ご協力いただいた各研究室の皆さま、連携企業・団体の皆さま、SNG 関係者に心より厚く感謝と御礼を申し上げます。