研究会・シンポジウム

【アーカイブ映像 限定公開開始】第4回 次世代育成教育フォーラム

更新日:2024.01.10

日本の初等中等教育、特に高校において、 2022 年度から「総合的な探究の時間」が開始され、大学と連携した「グローバルサイエンスキャンパス」も全国で進められるなど、STEAM 型探究学習への注目が高まっています。STEAM とは Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、教科を横断した学びが期待されています。今回のフォーラムでは、探究活動が本格的に開始されてからの様々な取り組みを振り返り、その成果と課題について事例を通して紹介します。さらに、今後の未来社会をデザインできる人材の育成を目指して、新しいSTEAM型探究活動について議論します。

==フォーラムのアーカイブ映像の限定公開開始!!==

アーカイブ視聴はこちらから✐
   ↓  ↓  ↓
 https://forms.gle/xFp9vC5WkqviUsgE6

 

◆第4回次世代育成教育フォーラム「未来社会をデザインできる人材の育成~初等中等教育における探究活動の成果とこれから~」

日本の初等中等教育、特に高校において、 2022 年度から「総合的な探究の時間」が開始され、大学と連携した「グローバルサイエンスキャンパス」も全国で進められるなど、STEAM 型探究学習への注目が高まっています。STEAM とは Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、教科を横断した学びが期待されています。今回のフォーラムでは、探究活動が本格的に開始されてからの様々な取り組みを振り返り、その成果と課題について事例を通して紹介します。さらに、今後の未来社会をデザインできる人材の育成を目指して、新しいSTEAM型探究活動について議論します。

==フォーラムのアーカイブ映像の限定公開開始!!==

アーカイブ視聴はこちらから✐
   ↓  ↓  ↓
 https://forms.gle/xFp9vC5WkqviUsgE6

 

===以下、開催記録です=

◆開催日時
2023年12月9日(土)14:00~17:00

◆参加対象者
学内構成員、教員、全国の学校関係者、教育委員会、企業関係者

◆テーマ
「未来社会をデザインできる人材の育成~初等中等教育における探究活動の成果とこれから~」

◆会場
東京大学 生産技術研究所(駒場リサーチキャンパス) コンベンションホール
※会場からのオンライン配信も予定(後日、アーカイブ配信を予定)

◆参加費 会場およびオンラインともに無料

◆プログラム
*総合司会 :酒井 雄也(東京大学 生産技術研究所 准教授)
14:00-
    開会挨拶 津田 敦 (東京大学 理事・副学長/社会連携本部長)
    趣旨説明 大島 まり (東京大学 生産技術研究所 教授/次世代育成オフィス 室長)
    貴賓挨拶 髙瀬 智美 (文部科学省 初等中等教育局 教育課程課学校教育官)

14:20-
【基調講演】 
*松原 憲治    (国立教育政策研究所 教育課程研究センター基礎研究部 総括研究官)
*五十棲 浩二(経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育産業室長)

15:00-
【話題提供】 
*川越 至桜(東京大学 生産技術研究所 准教授/次世代育成オフィス 室員)
*小林 靖    (東京都教育庁指導部 高校教育改革担当課長)
*矢島 洋子(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 執行役員/主席研究員)

    15:45-
    【パネルディスカッション、質疑・応答】 
    *モデレーター:川越 至桜 
    *パネリスト:講演者2名、話題提供者2名

    16:45-
      総括 福留 東土(東京大学大学院 教育学研究科 教授)
       閉会挨拶 岡部 徹 (東京大学 生産技術研究所 所長)

     

    ◆申込期限

    2023年12月9日(土)17:00

     

    お申し込みはこちらから✐
       ↓  ↓  ↓
     https://webform.adm.u-tokyo.ac.jp/Forms/steam2023/

     

    ◆フライヤー(PDF 248KB)はこちら

     第4回次世代育成教育フォーラムフライヤー

     

     

     

    【開催予告】東大駒場リサーチキャンパス公開2024!<開催日6/7(金)・6/8(土)🏫>

    更新日:2024.01.10

    東京大学生産技術研究所(東大生研)では、2024年6月7日(金)、6月8日(土)の二日間の日程で一般公開を開催予定です。

    この中で、東大生研次世代育成オフィス(ONG)では、「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」(以下、本キャンパス公開)を実施する予定です。

    本キャンパス公開では、毎年、中学生・高校生を対象に、駒場リサーチキャンパスで行われている研究を分かりやすく紹介する団体見学等をご用意しています。
    普段見ることができない最先端の研究施設や実際の研究現場を見学し、研究の一端を体験することができます。

    参加希望の学校は、学校単位でお申込みいただきます。

    現在準備中ですので、しばらくお待ちください。

    【研究室見学】大島研究室、野村研究室、試作工場

    更新日:2023.12.26

    開催日:2023年12月25日(月)

    実施校:東京都立国立高等学校

    研究室:大島研究室、野村研究室

    講師: 大島 まり 教授、野村 政宏 教授、板倉 善宏 副試作工場長

    参加者:高校生42名

    大島研究室では、大島先生が研究内容の流体力学と血流シミュレーションについて紹介しました。 続いて、3Dプリンターで作った実際の患者の血管モデルを生徒たちに見せました。
    試作工場では旋盤を紹介し、部品を作る際の旋盤の操作過程を披露しました。次に、オブジェクトの3Dスキャン機械と3Dプリンターを紹介しました。
    野村研究室では、野村先生から研究内容のナノテクについての説明を聞き、そして実際に研究で使われている物理観察用の精密機器も見学しました。

    皆さん熱心に耳を傾け、研究用の機械を紹介する際には、みんなとても注意深く見ていました。

    大島研に見学するとき、学生が「patient-specificな血流シミュレーションとは何か」と尋ねたところ、大島先生は「個人の血管形態データさえあれば、各人の血管内の血流状態を知ることができる」と答えました。
    野村研に見学するとき、学生が現在の研究過程での大学と企業間の連携について尋ねたところ、野村先生は現在の産学連携の運用プロセスと生研の特徴について紹介しました。

     

    【研究室見学】岡部研究室、芦原研究室、巻研究室、試作工場、デザインラボ

    更新日:2023.12.20

    開催日:2023年12月19日(火)

    実施校:山形県立山形東高等学校

    研究室:岡部研究室、芦原研究室、巻研究室、試作工場、デザインラボ

    講師: JX金属株式会社 中村 祐一郎 常務執行役員、岡部 徹 所長/教授、芦原 聡 教授、山懸 広和 特任研究員、板倉 善宏 副工場長、

    髙山 直人 特任研究員、フィッシャー・マキシミリアン 特任研究員

    参加者:高校2年生 32名

    JX金属株式会社 中村祐一郎常務執行役員にご協力いただき、中村常務執行役員、弊所・岡部所長による講演に始まり、その後研究室見学が実施されました。

     

    岡部研究室では、多数のレアメタルを実際に見て触り、クイズ形式でレアメタルの利用先を学びました。

    芦原研究室では、赤外線の波長をコントロールすることで、原子を振動させる研究について、紹介していただくと共に、実際の実験装置や、実験内容等の見学をしました。

    巻研究室では、水中ロボットの歴史を学んだのち、プールにて水中ロボットがどのような動作をすることができるかを見学し、その後、ほかの種類の水中ロボットについても説明を受けました。

    試作工場・デザインラボでは装置や展示物を間近で観察したり、触れたりなど、インタラクティブな見学を実施しました。

     

    積極的に質問をしていたり、普段見られない金属やロボットを興味深く観察していたり、終始、楽しそうでした。理系の生徒さんということもあり、非常に刺激的な体験になったのではないでしょうか。

     

    【出張授業】大地が揺らぐ時

    更新日:2023.12.20

    開催日:2023年12月19日(火)

    実施校:昭和女子大学附属昭和中学高等学校

    講師:桑野 玲子 教授

    参加者:高校1年生30名、中学3年生27名

    協力:地盤工学会関東支部

     

    昭和女子大学附属昭和中学高等学校で、桑野玲子先生による地盤工学に関する授業が行われました。

    まず工学とはどのような学問なのか、女性が工学を学ぶことの大切さについての説明がありました。次に、地盤についての解説があり、実験や映像を交えながら、「普段安定している土の斜面が、雨が降ると崩れやすくなるのはなぜ?」について考えました。後半は土性による水を含んだ時の状態の違いについての実験と、液状化を再現する模型作りを体験しました。防災の観点からも重要な、水が地盤に与える影響を体験的に学ぶことができた貴重な時間となりました。

    受講後には、「講義で伺った内容が実験でより深く知れた。仕組みを理解した状態で実験ができた。」「地盤工学をよく知らなかったが、どういう分野か知ることができよかった。」「地盤工学をはじめ、工学全般への関心が高まった。」といった感想が聞かれました。

     

    【出張授業】星の終わりの姿から探究活動をソウゾウしよう

    更新日:2023.12.19

    開催日:2023年12月18日(月)

    実施校:富山県立高岡高等学校

    講師:川越 至桜 准教授

    参加者:高校1年生231名

     

    川越先生が行っている超新星爆発やニュートリノに関する研究を例として、これからの科学技術の研究においては理系や文系の枠組みを超えたSTEAMの考え方や、情報を取捨選択して組み合わせ、新しいものをつくることが必要とされることを説明しました。

    高校で行われる探究活動は、社会で求められる知的能力・社会的能力を育むために有効であるとした上で、教科を組み合わせ、探究活動で理解を深めるというサイクルの紹介があり、生徒が探究活動の進める上で参考となる授業となりました。

    昔の文献から超新星爆発のメカニズムの研究が大きく進展したことや、探究活動の流れを旅行に例えた説明は興味深くわかりやすいものであり、生徒たちは熱心に話を聞いていました。授業後の感想の中には、「探究活動の意義や進め方の理解が深まった」というものや、「実際に○○を研究してみたい」といったものもあり、探究活動の動機付けとなる良い機会となりました。

     

     

     

     

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