お知らせ

【出張授業】つながりの科学

更新日:2023.12.07

開催日:2023年12月6日(水)

実施校:八千代松陰高等学校

講師:羽田野 直道 教授

参加者:高校2年生23名

 

つながりの科学と題した羽田野教授による出張授業が行われました。

大学で何をするのか、という問いかけがあり、生徒一人ひとりに尋ねながら、大学とはどういうところであるのかの話がありました。

人と人とのつながりについて考えるために、「ザッカリーの空手クラブ」の例を扱い、ある集団における人同士のつながりについて説明がなされました。その後、アメリカの空港ネットワークの例をあげて「ハブ」の役割について説明されました。そこから、授業はランダムネットワークと優先的連結則の話題に進み、自己相似性やコミュニティー検出の説明がなされました。

初めて聞く用語がたくさん登場しましたが、集団における人間関係がどうなっているか、どのような年収の人でも自分より金持ちが存在する一方で同時に自分よりも貧乏な人もいると思ってしまうこと、という日常的なことをグラフや表、数式で表現できることを知ることができました。

生徒たちは終始集中して授業に臨んでいました。自分たちの日常生活の中にも物理が存在していることに驚き、式やグラフで表現できるとは夢にも思っていなかったことが、それらで表現し説明することができるということに驚いたようです。また、大学とはどういうところなのかということを、大学教授に問われ、考え、そのうえで教えてもらえたことは生徒たちにとって貴重な体験となりました。

 

 

 

 

【受入授業】社会基盤を支えるコンクリート~次世代コンクリートから廃棄食材の活用まで~

更新日:2023.11.11

開催日:2023年11月10日(金)

実施校:岡山県立岡山操山中学校

講師:酒井 雄也 准教授

参加者:中学3年生26名

酒井准教授より、コンクリートに関する授業が行われました。
はじめに、コンクリートを構成する材料や製造工程等の講義があり、次にグループに分かれて実際にコンクリート・モルタル・セメントペーストを作製する演習が行われました。
後半には、現在コンクリートが抱えている環境問題の説明があり、酒井先生ご自身の研究内容である持続可能なコンクリート開発について、実物や製造デモンストレーションを通して紹介されました。
生徒は説明を終始、一生懸命に聞いていて、内容に関して時々驚きの声が上がっていました。コンクリート等の作製の演習に積極的に取り組んでいて、コンクリートの性質を肌で感じ、より身近に感じられるようになりました。
授業後半には、先生の最新研究である持続可能なコンクリートの実物を手に取って、手触りや香りを感じ、興味深そうに観察していました。
質疑応答では、持続可能なコンクリートが水に濡れたら強度は変わるのか、再利用は可能なのかなどといった質問がなされ、コンクリートや環境問題について深く考える時間になりました。

 

 

 

【研究室見学】吉江研究室、工藤研究室

更新日:2023.11.10

開催日:2023年11月8日(水)

実施校:福井工業高等専門学校

研究室:吉江研究室、工藤研究室

講師: 吉江尚子教授、工藤一秋教授

参加者:高専3学年38名、教員2名

3グループに別れ、吉江研、工藤研、試作工場の見学を各15分ずつ行いました。

吉江研では主に研究設備について、工藤研では研究内容について、施設見学では分析装置の種類や測定内容などについての説明がなされました。

共通機器見学では主に大型の機器についてどのような用途で用いられるか、どのような原理で動いているかなど説明を行い、最後に先生やTAへの質疑応答を行いました。

生徒たちは研究施設や設備などに興味を持っていました。学校では学生実験が始まった段階で、全体的に集中して聞いていました。最後の質疑応答の時間では、研究において心がけるべきことや、研究室、研究内容の決め方など、進路に関する質問が多くあり、大学やこの先の研究にも興味を持ってくれていました。

【受入授業】数理と情報で紐解く生体化学情報処理

更新日:2023.11.09

開催日:2023年11月8日(水)

実施校:群馬県立前橋高校

講師:小林 徹也 教授

参加者:高校1年生 36名

小林教授による生体化学情報処理に関する授業が行われました。
はじめに生体情報処理と人間の五感の関係、各感覚の情報処理技術に関する研究の進捗状況についての説明がありました。次に、嗅覚の化学情報処理に関する原理と小林先生が行った研究で得られた知見に関して説明がありました。後半には4種類の匂いのサンプルを特定するという演習を織り交ぜながら、匂いの研究についての奥深さ、難しさについて考える非常に興味深い時間となりました。
生徒たちからも多くの感想がよせられ、関心の高さがうかがえました。

 

 

 

【研究室見学】大島研究室、梅野研究室

更新日:2023.11.02

開催日:2023年11月1日(水)

実施校:福岡女学院高等学校

研究室:大島研究室、梅野研究室

講師: 大島 まり 教授、 河合 江美 研究員、修士 谷村 瞭 さん

参加者:高校2年生 27名

はじめに大島研究室を見学しました。大島先生から流体力学や血流シミュレーションとは何か、そしてこの研究を行う意義について、続いてマルチモーダル医用画像に基づく血流解析や、最先端のAIによる血管画像セグメンテーションや血流状態予測など、研究室の主な研究内容について紹介がありました。
後半では3Dプリンターで作った血管モデルを使って脳動脈の形態を紹介した後、医師や研究者が使用するインタラクティブな血管セグメンテーションソフトウェアの使い方をPC上でデモンストレーションしていただきました。最後に生徒たちの質問に答えてました。生徒たちは熱心に耳を傾け、説明を聞きながらメモを取る人も多くいました。

次に、梅野研究室を見学しました。
研究テーマをまとめた動画を視聴後、シミュレーションおよびクラスター計算機についての説明、および研究室で所有している計算機の見学を実施しました。
その後、高校と大学の違いや大学卒業後の進路など、生徒達が将来設計をするうえで参考になる話題を提供し、最後に質問に答えました。文系理系問わず、高校生にとって有意義な時間となりました。

 

 

 

 

 

開催日:2023年10月14日(土) ~ 2023年10月29日(日)

【報告】飛行機ワークショップ2023 ~Power for the Future !!~

更新日:2023.11.01

次世代育成オフィス(ONG)では、日本航空株式会社(JAL)と連携して8回目となる「飛行機ワークショップ2023 ~Power for the Future !!~」を開催しました。中学生・高校生を対象とした本ワークショップは2日間の連続講座として、中学生クラスは10月14日(土)、15日(日)に、高校生クラスは10月28(土)、29日(日)に開催し、両クラスあわせて計56名が参加しました。

1日目は、羽田にあるJALメインテナンスセンターにおいてJAL ESG推進部 落合 秀紀 専任部長による飛行機のエンジンの役割についての講義と、センター内の整備の現場と格納庫の見学を行った。格納庫見学中は、皆、真剣な表情でJAL関係者から詳しく説明を聞く姿が見られました。また、2日目は本所において、基礎系部門の吉川 暢宏 教授が講師となり、「未来のジェットエンジンを考えよう」をテーマに、ジェットエンジンやファンブレードについての講義が行われました。グループワークでは、本所 川越 至桜 准教授による「自由な発想で未来のジェットエンジンを提案しよう!」をテーマに、未来のジェットエンジンを考える上で必要な性能や技術についてのアイデアを出し合い、発表を行いました。中学生クラス、高校生クラスともに、どのグループも非常に熱心に話し合いが行われ、ワクワクするような未来のジェットエンジンのアイデアが飛び出し、歓声が上がる場面もありました。ワークショップ後も、吉川教授に熱心に質問をするなど、最後まで大変に盛り上がり、受講者の興味・関心の高さが伺えた。特別賞として、JAL賞、東大生研賞がそれぞれ授与され、お互いの健闘を讃えあい、秋の充実した楽しい学びの時間となりました。

最後に、日本航空(JAL)関係者の皆様、をはじめ、ご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。

 

 

 

 

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